長旅のお供

キャンプやツーリング、バックパッカーなど、旅やアウトドアで得た知恵と知識とこだわり

ガソリンバーナーについて

f:id:outdoory:20160609093651j:plain

 

ガソリンバーナーの特徴

ガソリンバーナーには、ホワイトガソリン(通称白ガス)専用のタイプと、白ガスや

普通のガソリン(通称赤ガス)、灯油でもでも使えるマルチフューエルタイプという2種類があります。

自分はバイクツーリングでのキャンプが主でしたので、バイクから直接燃料を取れる利点があるマルチフューエルタイプを使ってました。

長期キャンプですとアウトドア用のガス缶は高いですもんね^^;

 

 

プレヒート

普通ガソリンストーブは、ガソリンを気化させるために燃料管を温めるプレヒートという作業が最初だけ必要です。

燃料管の下に受け皿があり、そこで燃料を燃やして温める仕組みがほとんどだと思います。燃料管はバーナーの火が出る辺りも通ってますので、燃焼が安定してくると今度はその火で燃料管を温めて気化させます。よくできてます。

プレヒート用の燃料はアルコールや直接ガソリンを使ったりするのですが、アルコールだと別に買って持ち歩かないといけない、ガソリンだとプレヒート時に不完全燃焼を起こし、すすが出て真っ黒になるなどどちらも微妙な感じでした。

 

 

SOTOのバーナー

そんな中、最近SOTOのガソリンバーナーが良いという話をよく聞きます。

なんでも魔法の仕組みでプレヒートがいらないそうです。

燃焼音がでかいのと、火力調整はあまり出来ずほとんど強火一択らしいのですが、

どんな仕組みなんでしょう。これは自分も使ってみたいです。

 

f:id:outdoory:20160609093834j:plain

旅やアウトドアに持っていく医薬品について考える

f:id:outdoory:20160518005533j:plain

自分だけではなく人も助けることができる救急箱は

旅行やアウトドアではぜひ持っておきたいものです。

でもどんな薬を入れて行けばいいのでしょう。


 自分は以下のような構成にしてます。
 

外傷系の医薬品

ケガ、やけど

  • 消毒薬(オキシドールマキロン
  • 抗生剤入り軟膏(ゲンタシン、ゲンタマイシン、ドルマイシンなど)
  • 絆創膏
  • ガーゼ
  • 医療用テープ
  • ネット包帯
  • はさみ
  • ポケットティッシュ

ねんざ、打撲

  • 湿布
  • テーピング

虫刺され、かぶれ

  • 液体ムヒ

 

病気系の医薬品

発熱、頭痛などの痛み止め

風邪、咳

胃腸系

  • 太田胃散

 

その他

  • 持病の薬など
  • 保険証

 

まとめ

どちらかというと外傷重視のセットです。

これだけの量で男子高校生の弁当箱ぐらいの量になるので

これをタッパーに入れて持ち歩きます。

 病気系は考え出すときりがないので、基本的に

風邪と発熱、痛み止めの薬ぐらいしか持っていきません。

おかしな症状がある場合は体温計などを使い

自分の状態をしっかりと観察し、薬を現地調達するか

近隣の病院に行く感じです。

また下痢の際は、炭水化物やたんぱく質を摂らず

すべてを出し切って自然に治す方向でやってます。

 

 

 

 

 

長期旅行者の職業について

f:id:outdoory:20160518012314j:plain

仕事しているとなかなか長旅に出られませんが、

旅を繰り返している人達はどのような職についているのでしょうか。

今まで会った日本人バックパッカーに、どのような仕事をしているのか

尋ねた結果をまとめてみました。

 

旅人の仕事4パターン

長旅に出てる人の職業は、次の4つのパターンの

いずれかに当てはまる場合が多いようです。

  • 短期労働型
  • 手に職雇われ型
  • フリーランス自営業型
  • 店舗持ち自営業型

 

短期労働型

アルバイトや単純作業などの短期的な仕事をして旅に出るを繰り返すスタイルで、10〜30代の人が多い印象。年配の人はあまり見かけないが、職場とうまく信頼関係作って毎年数ヶ月旅しては仕事に戻る人もいた。

 実際に会った人達の例

期間工、農作業、山小屋スタッフ、電話オペ、水商売、風俗など

メリット

・見つけやすくて辞めやすい

・定住の必要が薄く短期間でまとまった額を得やすいため短いサイクルで旅に出れる

デメリット

・スキルにつながらないその場限りの仕事が多い

・年を取るにつれ給与が下がる

・年を取るにつれ仕事を見つける難易度が上がる

 

 

手に職雇われ型

2〜5年毎に旅に出るスタイル。医療系、調理系、建築土木系、IT系などはハローワークでも年齢不問でそこそこ給与の良い募集が多いせいかよく見かける。

実際に会った人達の例

看護師、プログラマー、溶接工、鳶職、大工、病院の検査技師、翻訳者、板前、マッサージ師、魚屋、エンジニア、バーテンダー、デザイナー、美容師、ヨガインストラクターなど

メリット

・経験やスキルを積むほど年を取っても仕事を見つけやすく高収入が期待できる

・仕事さえあれば自営に比べ安定している

デメリット

・一度働き始めるとしばらく離れられない

 

 

フリーランス自営業型

家賃や人件費などの固定費があまりかからない自営業。フリーランスやSOHO、ノマドワーカー、CtoCサービスを確立してる人などをちらほら見かける。一番旅向きだと思う。

実際に会った人達の例

ネットショップ運営、バイヤー、落語家、アクセ路上販売、カメラマン、ライター、作家、投資・投機家、プッシャーなど

メリット

・働く場所やスケジュールを調整しやすい

・旅先でも仕事するなど、収入を切らさずに旅することもできる

デメリット

・スキルやセンス、人脈などが複合的に必要なためハードルが高い

・若干不安定

 

 

店舗持ち自営業型

毎月家賃や人件費等の固定費が発生する自営業。

閑期を利用して出たり、代わりの人に店を任せる、仕入れやリサーチを兼ねる、仲間数人で店を回して交代で旅に出るなど何らかの工夫をして出てきてる。

実際に会った人達

建築士、僧侶、アジア雑貨屋経営、カフェ経営、塾経営、農家、実家の商売手伝い、探偵など

メリット

・自分でスケジュールを調整できる

・軌道に乗れば安定力が高い

デメリット

・まとまった資金や運営ノウハウがいるためハードルが高い

・軌道に乗るまでが厳しい

・長旅は難しい

 

 

まとめ

当たり前といえば当たり前ですが、旅先で公務員や管理職のサラリーマンなどには会ったことありません。安宿を泊まり歩くバックパッカー同士での話をまとめた結果なので、ある程度の偏りはあると思いますが、今後旅を視野に入れた転職をしたい方はご参考ください。

 

 

 

寝袋とマットについて

寝袋。

シュラフスリーピングバッグとも言います。

f:id:outdoory:20160507090624j:plain

寝袋とマットがあれば大体どこでも快適に寝ることができます。

でかくてかさばる布団を持つ煩わしさから自由になる喜び。

寝袋とマットにはそれがあります。

寝袋は肌触りもいいですよね。

あの柔らかくてつるつるした妙な気持ち良さ、

好きな方も多いと思います。

 

 

寝袋を長いあいだ使うために

 

寝袋を洗濯する

自分が使用しているのは中綿が羽毛(ダウンやフェザーとも言いますね)の寝袋で、

洗うときは洗濯機の手洗いモードで丸洗いしています。

干す際には中でゴワゴワになった羽毛の塊をほぐしながら干してますが、

「こんなになって本当に元に戻るんかいな^^;」

と毎回心配しながら干していても、乾いた後は見事またほくほくのふわふわ、

今のところまだ暖かく使えています。

使い始めてもう15年ぐらいになりました。

以外と持つものです。

 

中綿の羽毛と化繊での違い

寝袋の持ちは、中綿の材質や保管方法にもよると思います。

前の寝袋は中綿が化学繊維のものを使っていましたが、

5年ほどで中綿がだんだんへたっていってぺちゃんこになってしまい

全く暖かくなくなりました。化繊は羽毛に比べへたりやすいそうです。

(それでも5年は持ったのですが)

 

寝袋の保管法

寝袋は袋に入れっぱなしの状態ですと

中綿が常に圧縮された状態になりへたりやすいそうです。

なので使わないときは外に出しておき、使うとき(持ち運ぶとき)に

袋に詰めた方がいいそうです。

その方がへたりにくいとのことでした。

今自分は普段でも家で広げて布団と一緒に使ってますので

逆にそれがいいのかもしれません。

f:id:outdoory:20160512141222j:plain

 

 

掛け布団=寝袋、敷き布団=マット

快眠を得るには寝袋だけでは不完全です。

寝袋は布団でいうとこの掛け布団や毛布のようなもので、

寝袋だけで床の硬さやごつごつ、冷たさを遮断するのは無理です。

快眠するには敷き布団がいります。

それがマットです。

逆に言うと夏場などは寝袋がなくてもマットさえあれば眠れます。

シュラフとマット、これらが揃ってはじめて布団と同じ機能を果たします。

 

f:id:outdoory:20160512155054j:plain

 

 

布団のバックアップ、代替として

寝袋とマットはキャンプだけでなく、車中泊や災害時、

来客時の布団の予備としても非常に有効ですので

ぜひ1組以上持っておくことをおすすめします。

f:id:outdoory:20160512144308j:plain

 

 

購入の際の注意点

 

寝袋なら断然化繊より羽毛!でもマットは?

寝袋ならお金さえあれば問答無用で羽毛のものをおすすめします。

軽くて暖かくて長持ち、全て化繊の上を行くと思うからです。

しかしマットの場合は小さくて軽いけど値段が高く壊れやすいエアマット、

大きくてかさばるけど安くて壊れにくいウレタンマットと

価格を超えた一長一短がありますので、どちらを持つかは悩むところです。

両方とも持っておいてもいいかもしれませんが、

荷物の大きさに余裕があればウレタンマットで十分な気がします。

 

耐寒温度に注意

寝袋には耐寒温度、快適睡眠温度というのが設定されてますが、

有名でないメーカー製は数字を盛ってるところが多いようですので、

購入の際は注意してください。

自分は西日本の平野部や夏山、東南アジアなどが主な使用場所なので

-5度ぐらいまで耐えられるものを使ってます。

 

 

 

チタンクッカーについて

チタンクッカー。

キャンプ用の鍋。コッヘルとも言いますね。

自分の持つアウトドア用品で一番古いのは

ネイチャーリパブリック(現スノーピーク)のチタンクッカー。

もう20年以上使ってますがまだ現役です。 

f:id:outdoory:20160506172346j:plain

 

 

 

チタンクッカーの使い心地

 

ハードユースにもOK。アルミとは違うのだよアルミとは

チタンクッカーは頑丈です。

自分は野外での洗い物の時、洗剤を使わず海岸の砂や薪を燃やした灰、土などで

鍋をこすって焦げや油汚れを取るんですが、乱暴に洗ってもほとんど傷つきません。

 アルミやステンレスの鍋だとすぐボコボコになって数年も持ちませんが、

この鍋は未だにキャンプだけでなく自宅での料理にもほぼ毎日使ってます。

欠けたりサビたりもせず、全く問題ありません。

 

チタンの欠点と使いどころ

チタンは熱伝導率が悪く熱が鍋全体に行き渡りにくいので

炒めものや焼き物をすると火のあたる箇所だけが熱くなり、

油断すると焦げ付かせてしまいます。

なので炒め物よりももっぱら汁物用鍋として使います。

飯炊きにも使いますが火加減調節にコツがいります。

慣れればまあなんとかなりますが、それでも

火口の小さいバーナーだと難しいです。

火と鍋の間に金属板を挟めば全体に熱が回りやすいので

だいぶ使いやすくなります。

 

クッカーの大きさなど

自分の使っているものは、大きさが

米なら2合炊いてちょうどいい量で、

だいたい一人から二人用て感じですね。

今出ている現行モデルもほぼ同じぐらいの大きさです。

ただ自分が買った古いモデルは取っ手が外れやすく、

残念ながらいつの間にか片方分を無くしてしまいました。

仕方ないのでもう一つの鍋の取っ手を外して使いまわしたり、

500円ぐらいで売ってる鍋つかみで代用してます。

 
 
チタンクッカーよ永遠に

値段はアルミなどより少し高いですが、チタンクッカーは

一生使えるモノだと思います。

道具は使い込まれてヘタる物よりも使うほど美しくなる物の方が好きです。

チタン鍋ラブ。