長期旅行者の職業について
仕事しているとなかなか長旅に出られませんが、
旅を繰り返している人達はどのような職についているのでしょうか。
今まで会った日本人バックパッカーに、どのような仕事をしているのか
尋ねた結果をまとめてみました。
旅人の仕事4パターン
長旅に出てる人の職業は、次の4つのパターンの
いずれかに当てはまる場合が多いようです。
- 短期労働型
- 手に職雇われ型
- フリーランス自営業型
- 店舗持ち自営業型
短期労働型
アルバイトや単純作業などの短期的な仕事をして旅に出るを繰り返すスタイルで、10〜30代の人が多い印象。年配の人はあまり見かけないが、職場とうまく信頼関係作って毎年数ヶ月旅しては仕事に戻る人もいた。
実際に会った人達の例
期間工、農作業、山小屋スタッフ、電話オペ、水商売、風俗など
メリット
・見つけやすくて辞めやすい
・定住の必要が薄く短期間でまとまった額を得やすいため短いサイクルで旅に出れる
デメリット
・スキルにつながらないその場限りの仕事が多い
・年を取るにつれ給与が下がる
・年を取るにつれ仕事を見つける難易度が上がる
手に職雇われ型
2〜5年毎に旅に出るスタイル。医療系、調理系、建築土木系、IT系などはハローワークでも年齢不問でそこそこ給与の良い募集が多いせいかよく見かける。
実際に会った人達の例
看護師、プログラマー、溶接工、鳶職、大工、病院の検査技師、翻訳者、板前、マッサージ師、魚屋、エンジニア、バーテンダー、デザイナー、美容師、ヨガインストラクターなど
メリット
・経験やスキルを積むほど年を取っても仕事を見つけやすく高収入が期待できる
・仕事さえあれば自営に比べ安定している
デメリット
・一度働き始めるとしばらく離れられない
フリーランス自営業型
家賃や人件費などの固定費があまりかからない自営業。フリーランスやSOHO、ノマドワーカー、CtoCサービスを確立してる人などをちらほら見かける。一番旅向きだと思う。
実際に会った人達の例
ネットショップ運営、バイヤー、落語家、アクセ路上販売、カメラマン、ライター、作家、投資・投機家、プッシャーなど
メリット
・働く場所やスケジュールを調整しやすい
・旅先でも仕事するなど、収入を切らさずに旅することもできる
デメリット
・スキルやセンス、人脈などが複合的に必要なためハードルが高い
・若干不安定
店舗持ち自営業型
毎月家賃や人件費等の固定費が発生する自営業。
閑期を利用して出たり、代わりの人に店を任せる、仕入れやリサーチを兼ねる、仲間数人で店を回して交代で旅に出るなど何らかの工夫をして出てきてる。
実際に会った人達
建築士、僧侶、アジア雑貨屋経営、カフェ経営、塾経営、農家、実家の商売手伝い、探偵など
メリット
・自分でスケジュールを調整できる
・軌道に乗れば安定力が高い
デメリット
・まとまった資金や運営ノウハウがいるためハードルが高い
・軌道に乗るまでが厳しい
・長旅は難しい
まとめ
当たり前といえば当たり前ですが、旅先で公務員や管理職のサラリーマンなどには会ったことありません。安宿を泊まり歩くバックパッカー同士での話をまとめた結果なので、ある程度の偏りはあると思いますが、今後旅を視野に入れた転職をしたい方はご参考ください。